2020/01/08 カテゴリ
やってみた!
吉成雄一郎氏によるデザイン思考キャンプレポート【前編】
デザイン思考の総本山、スタンフォード大学d.schoolの社会人プログラムを修了した吉成雄一郎さんによるデザイン思考キャンプレポートです。
目次
人の体験を中心に考える。これぞデザイン思考
イノベーションを起こすのに大切な気づきが、もうひとつありました。
ブライアン・チェスキーの部屋に泊まった人は、彼のリビングで、一緒に楽しく御飯を食べることができたのです。ホテル宿泊では決してできないことですよね。
こうした「人と人のふれあいの体験」が原点となり、Airbnbが誕生しました。ホテルの役割と同じものを提供するだけでなく、より良い体験をできるサービスがAirbnbです。
これが、みんデザでもよく言われる「ユーザー視点」に立つということ≒デザイン思考。実はブライアン・チェスキーはデザイン思考の達人なんですって!
アメリカではAirbnbなどのスタートアップ企業だけではなく、大企業もどんどんユーザー視点に転換しています。
たとえば1912年に創業した「スチールケース」という会社。もともとはオフィス家具メーカーだったのですが、現在ではオフィス環境全体デザインするコンサルティング企業に変貌を遂げました。
何を変えたかというと、単品の製品としての家具を販売するビジネスから、オフィスでの「体験」を提供する企業になったということ。
「オフィスでどう過ごすことが企業成長につながるのか?」から発想して、オフィス全体の環境を提供するようにしたんですね。
現在ではシリコンバレーの標準的なオフィス様式を確立させたスチールケース。
オフィス環境を設計するときは、キッチン、日本で言えば「給湯室」から作るんですって。休憩時間の交流にこそイノベーションの種が潜むということでしょうか。
ブライアン・チェスキーの部屋に泊まった人は、彼のリビングで、一緒に楽しく御飯を食べることができたのです。ホテル宿泊では決してできないことですよね。
こうした「人と人のふれあいの体験」が原点となり、Airbnbが誕生しました。ホテルの役割と同じものを提供するだけでなく、より良い体験をできるサービスがAirbnbです。
これが、みんデザでもよく言われる「ユーザー視点」に立つということ≒デザイン思考。実はブライアン・チェスキーはデザイン思考の達人なんですって!
アメリカではAirbnbなどのスタートアップ企業だけではなく、大企業もどんどんユーザー視点に転換しています。
たとえば1912年に創業した「スチールケース」という会社。もともとはオフィス家具メーカーだったのですが、現在ではオフィス環境全体デザインするコンサルティング企業に変貌を遂げました。
何を変えたかというと、単品の製品としての家具を販売するビジネスから、オフィスでの「体験」を提供する企業になったということ。
「オフィスでどう過ごすことが企業成長につながるのか?」から発想して、オフィス全体の環境を提供するようにしたんですね。
現在ではシリコンバレーの標準的なオフィス様式を確立させたスチールケース。
オフィス環境を設計するときは、キッチン、日本で言えば「給湯室」から作るんですって。休憩時間の交流にこそイノベーションの種が潜むということでしょうか。
イノベーションはゼロイチじゃない、“組み合わせ”だ!
デザインって言うと、「センスいい人がゼロからなんだかおしゃれなもの作る」みたいなイメージが蔓延している日本ですが、語源は「現状否定」だそう。
そしてイノベーションは「組み合わせ」で生まれる! これもひらめきやゼロイチではないんですね。
人間は目の前にあるものしか組み合わせられない!
だから探索しよう!
現状を否定してイノベーションを起こそう!
というのがデザイン思考だ!
そしてイノベーションは「組み合わせ」で生まれる! これもひらめきやゼロイチではないんですね。
人間は目の前にあるものしか組み合わせられない!
だから探索しよう!
現状を否定してイノベーションを起こそう!
というのがデザイン思考だ!
デザイン思考のプロセスをおさらい
みんデザ読者のみなさんは、さんざん見てきたかもしれないこの図。
デザイン思考の5ステップです。
これ、実際にはこんな感じで繰り返していきます。
デザイン思考の5ステップです。
これ、実際にはこんな感じで繰り返していきます。
次回はそれぞれのステップを学び、実際に体験してみた様子をお伝えします!
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