2019/09/11  カテゴリ 

やってみた!

銀座の地酒立ち飲みバーをデザイン思考でプロデュース! 〜「新しいクニザケ屋を作ろう!」第2回ワークショップ

デザイン思考を活用して、店舗リニューアルを考えるプロジェクト! お店の魅力を掘り下げた第1回につづき、第2回は「まち歩き」からスタート!

まちのよいところとして、以下の3点をあげてくれました。
・古い建物がある
・柳がある
・近くに立ち飲みがある

そして、まち歩きをしてみて「他の飲食店あってのお店なんだな」と感じたのだそう。だからこその、こんな提案をしてくれました。

「持ち込みOKにしたり、近所のお店からデリバリーをしたり、向かいのイタリアンで買ってきていいよ!など、周辺店舗と付き合いもできるし、おなかがすいてる客へも対応できる、ワンオペで調理場もいらない、そんな仕掛けができたら良いのでは」

例えばクニザケ屋が銀座ではなく住宅街の真ん中にあったとします。周りにはしご出来るようなお店や食べ物のお店がないし、そもそも会社帰りの人が通りかからない。そんな場所だと成立しないんですよね。近隣のお店あってのクニザケ屋。店内をより良くするのも大切だけど、店主ツッチーさんが街に出て、関わって、「まち」と「クニザケ屋」 を盛り上げるのもアリなんじゃない!?という大きな提案です。

まち全体を盛り上げるところまで話が膨らむなんて、まち歩きってすごい!!!


③関わる人づくりチーム
楽しそうに「関わる人」の説明をするメンバー。PLAYFUL!

楽しそうに「関わる人」の説明をするメンバー。PLAYFUL!

こちらもとにかく楽しそうに、関わる人たちを作ってくれていましたが、さて、どんな人たちができあがったのでしょうか?

登場人物は
・美人なお姉さん(あの、キラキラしていた人だ!)
・昭和なサラリーマン
・はぁーい!と言っている外国人
・今日は疲れたーー!!という人

そんな人たちが、みんな行けるお店だといいな。
そして、インバウンドの観光客を取り込むのもアリなのでは!?と提案してくれました。

常連さんもいるし、きっとお店は普通に繁盛するとは思うものの、5〜9時の早い時間帯にお客さんが少ない気がする。子連れのお母さんだったり、インバウンド狙いで「47都道府県の飲み比べ」をアピールしてみたらいいのでは!?とのこと。
これもまた、お店としての幅が広がりそうですね!


こちらが、3チームの案を合体させた「プロトタイプ2号」完成版!
店舗だけだった「プロトタイプ1号」に比べ、ずいぶん動きが出てきました!
LEGOだとお遊びに感じちゃう?いえいえ、PLAYFU...

LEGOだとお遊びに感じちゃう?いえいえ、PLAYFUL!で真剣ですよ!

やっぱりみんなで考えると、いろいろな意見が出て面白い!
し、とっても幅が広がりますね〜。

そして、まちを歩いてみることって、本当にだいじだなーと感じました。だって「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きてるんだ!」
ですもんね!!(古い??笑)


最後に、竹丸さんより総評をいただいて今回のワークショップは終了!
皆さん、おつかれ様でした!
<竹丸さん総評>
1回目のワークショップで見えてきたのは、お店よりも「人」でした。常連さん、店主、初めてお店に来る人たち。もちろん、お店の中身の魅力もたくさん出たのですが、重要だったのは、街の中でどんな人がここに来るのかなということ。実際に街へ出て、街の空気感と自分の肌感の掛け合わせから、クニザケ屋さんを見て欲しかったのでした。
ワークショップのキーポイントに「身体性」というものがあります。付箋を貼っているだけでは出てこないものが実は重要。街に出て、自分の言葉でクニザケ屋にまつわる周辺のことを対話することで、新しい視点を持てました。レゴを使ったのも、手を動かして「Yes,and」で積み重ねていく、新しい視点を出したかったからです。今回、「街」との関係性を絡めた新しい企画も登場して、おもしろい発見がいっぱいでした。
次回は、これまでのワークショップで出た意見とプロトタイプをもとに、さらに具体的な検討を進めていく予定です。 お楽しみに!
67 件
この記事のキーワード:  

サービスデザイン

導入事例